2018/05/17
5月12日(土)に、中学校の第1回校外学習を実施しました。今回は午前中に上野で二つの美術展を見学し、午後は神宮球場で東京六大学野球を観戦しました。
最初に見学したのは、国立西洋美術館の「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」です。スペインの首都マドリードにあるプラド美術館は歴代スペイン王のコレクションを所蔵する世界有数の美術館です。駿台学園でもサマースクールで訪れたことがありますが、今回はベラスケスをはじめとするバロック美術の名品を中心に企画された展覧会です。
その後、東京都美術館の「プーシキン美術館展―旅するフランス風景画」で 17 世紀 から 20 世紀の西洋絵画の風景画を鑑賞しました。モネを始めとした印象派の絵画を中心に、クロード・ロランからアンリ・ルソーまでの長い期間にわたる展示作品は、風景画というジャンルに焦点をあてることで、絵画の表現技法あるいは絵画のあり方そのものの変遷がよくわかる構成となっていました。
1年生は初めての校外学習ということもあり、難度の高いワークシートに手こずっていたようですが、2・3年生の見学態度は極めて良好でした。西洋絵画についての素養を身につけるよい機会になったと思います。
午後は場所を上野から神宮球場に移し、東京六大学野球を観戦しました。駿台学園としては3年ぶりの観戦でした。第1試合の立教対明治戦の終盤に入場しました。昼食を終える頃に第2試合の法政対東大戦がはじまりました。本校生徒は東大元監督である高校野球部総監督の三角先生のご縁もあって東大の3塁側で応援。野球の観戦自体が生まれて初めてという生徒も多く、六大学ならではの華やかな応援団に目を見張った生徒も多かったようです。野球のみならず、大学野球の文化にふれたということでも、生徒には大いに刺激になったことと思います。この日の気温は25度、初夏の太陽が照りつける中での観戦となりましたが、それら全てが生徒の記憶に残る校外学習となったのではないかと思います。