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学校行事

中2秋季校外学習リポート 1日目

2022/12/02

1日目 東京→神戸→松江

11月29日(火)、中学2年生の3泊4日の秋季校外学習が始まりました。

新幹線で新神戸に到着後、まず、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災を記念して作られた人と防災未来センターに向かいました。最初に地震による建物の崩壊の再現映像と、地震当日の惨状や肉親を失い悲嘆にくれる被災者の方たちの記録映像を見ました。1995年は生徒の誕生の遙か前のことであり、生徒たちはいわば「歴史」としてあの地震を認識していたことと思います。本日の見学で、あの地震を現実として初めて認識し、そのすさまじさを感じたのではないでしょうか。その後は班別で展示を見学しつつワークシートに取り組んだり、語り部をされている被災者の方の体験談を聞いたりしました。

昼食は、例年の通り神戸中華街の南京町です。小雨が降り、これまでになく混み合っていましたが、中華饅頭や角煮バーガー、麺類などの点心中華料理を堪能していました。

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次に向かったのは明石海峡大橋です。この世界最大級の吊り橋を渡って淡路島に向かい、淡路SAで下車すると運良く雨が止み、美しい橋の姿とともに記念撮影をすることができました。

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続いて再び本州側に戻り、明石海峡大橋の主塔のたもとにある橋の科学館・舞子海上プロムナードに向かいました。生徒は目の前にそびえ立つ吊り橋の大きさに驚いたあと、橋の科学館で橋全般について学習し、ワークシートに取り組んでいました。海面からの高さ約47m、総延長317mの橋桁の中に設けられた舞子会場プロムナードでは、例年この橋の施工に携わった北区に本社のある川田工業の方にお話をして頂いていましたが、今年は多忙で都合がつかないといういことで、かわりに川田の方の説明を長年聞いてきた校長先生が橋にまつわる話をしました。建設途中に阪神淡路大震災が起きましたが、当時の川田工業の現場責任者の方は、揺れがおさまるとすぐに無心で宿舎から飛び出して、おそるおそる空を見上げると、そこにはびくともしない橋の主塔がそびえていて安堵したこと等、日本の企業の方の技術にかける思いの強さを感じるエピソードが印象的でした。

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その後はバスで日本海側に向かいました。中国山地を越え島根県の松江のホテルに予定の時刻に到着、まず夕食をとりました。長い1日でしたが、雨もふったりやんだりで当初心配したほど見学に影響がんばかったのは幸いでした。移動も長かったのですが、生徒にとって充実した1日となりました。明日は今日以上に集中して見学に臨んでほしいと思います。

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