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学校行事

高校2年生修学旅行(国外)リポート 第5日

2017/03/08

すでに4泊を終え、今日からはドイツを出て後半の日程に入ります。まずはフランクフルトから空路ローマへ。機内で寝ずに外を見ていた生徒は眼下にアルプスや地中海を見ることができたはずです。定刻から45分ほど遅れてローマの空港に到着。ローマ着陸直前にかなりの揺れがありましたが、空港を出てみるとたしかに風が強めです。気温は13~14℃ですが、風のためかやや寒く感じます。しかし昨年のように雨は降っていないので、贅沢は言えません。

イタリア到着後最初に向かったのは、旧アッピア街道沿いの聖カリストのカタコンベです。カタコンベは2世紀以降に拡大したローマ人の地下墓所です。キリスト教徒だけが埋葬された訳ではありませんが、初期キリスト教時代の史跡として有名です。地下3~4層まで掘られた無数の墓所にはかつては本当に遺体が埋葬されていました。また初期キリスト教美術の残る場所でもあり、古代ローマ時代のキリスト教のシンボルである「魚」(イエス、キリスト、神の、子、救世主のギリシャ語の5語の頭文字をとるとイクトゥス=魚というギリシャ語になるため)や羊飼いのモティーフを使った多数のフレスコ画を見ることができました。この聖カリストのカタコンベの門の前に、迫害を受けてローマから逃げ出した聖ペテロが師キリストに出会った場所に建つとされるドミネ・クオ・ヴァディス教会があります。ペテロがイエスにに「ドミネ・クオ・ヴァディス(主よ、どこに行かれるのですか?)」と訪ねると、イエスは「再び十字架にかかるためローマに行く」と答え、師の言葉に恥じ入ったペテロはローマに引き返し、そこで逆さ十字の刑にかけられて殉教したと伝えられます。ペテロはイエスの第一弟子であり、初代のローマ教皇とされ、その墓所の上に建つのがサン・ピエトロ大聖堂だと言われています。生徒たちは、厳かな気持ちになったようで、暫くは無口になっていました。

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カタコンベの次に向かったのは、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会です。例のオードリ・ヘップバーン主演の「ローマの休日」に登場する「真実の口」がある教会で、見学地というよりは観光地なのかもしれませんが、ローマでは落とせない場所です。「真実の口」は、本当は下水の蓋だったということですが、「人間の言うことは8割はウソだ」などと冷めたことを言いながら口の中に手を入れている男子生徒もいました。もちろん、噛まれませんでしたが・・・。

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この後はテベレ川を左手に、歌劇「トスカ」の舞台ともなっているサンタンジェロ城などを横目にしながら移動。下車して徒歩での移動に切り替えてまず見学したのはナボナ広場です。この広場にある四大河の噴水は、バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの傑作として知られます。こういった絶対に日本に持って来ることのできない作品を見ることが、今回の旅行の醍醐味かもしれません。この後はパンテオンに移動。パンテオンとは、万(よろず)神々を祀る神殿という意味で、今に残る巨大な丸天井は紀元2世紀にハドリアヌス皇帝によって造られました。パンテオンは現在はキリスト教会であり、ルネサンスの画家ラファエロやイタリア統一時の国王ヴィットリオ・エマヌエル2世がここに眠っています。やはり生徒の多くは、その巨大さ、そして卑弥呼の時代よりも100年前の建築ということで驚いていたようです。

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パンテオンをあとにして、次はトレビの泉へ。ここのバロック彫刻も見事なものです。後ろ向きにコインを1枚投げると再びローマに来られる、2枚投げると恋愛が成就する、3枚投げるときっぱりと別れられるという言い伝え(もっとも本当は大して古くない言い伝えのようですが)の説明を受けて、生徒達は各自慎重に検討の上決めた枚数を投げ入れていました。見たところ女子は2枚という人が結構いたようです。そしてお決まりというのか、ここでは皆ジェラートを食べていました。そして夕暮れが迫るなかスペイン階段へ。階段を昇りきると、夕映えの中のローマの姿が見事でした。

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美食の国イタリアでの最初の食事のメニューは、サラミ・生ハムの取り合わせ、ショートパスタのアマトリチアーナ風、子牛のサルティンボッカ、ティラミスでした。やはりイタリアの食事は美味、という声が聞こえました。食文化を知ることも、重要な学習と言うべきでしょう。食後は、サン・ジョヴァンニ・ラテラノ教会近くのホテルへ。長い1日が終わりました。

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