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学校行事

高校2年生修学旅行(国外)リポート 第7日

2017/03/10

修学旅行も残すところあと2日となりました。今日は早朝ミラノを発ってヴィーンに移動です。空港を出たばかりの段階では「埼玉の外れの方の感じと似ている」等と言っていた生徒も、市の中心に近づくと「なんだ、ここ凄い立派じゃないか!」と口にしていました。ハプスブルクの帝都ヴィーンは、ヨーロッパでも有数のゴージャスな町ですが、今日から2日はこのヴィーンの見学です。今年のヴィーンは比較的暖かく、イタリアとの気温の較差をあまり感じさせません。ヴィーンにも春が近づいています。

ヴィーン名物シュニッツェル(子牛のカツレツ)の昼食を済ませた後、最初の見学場所はハプスブルク家の王宮です。中世以来長く続いたハプスブルク家ですが、1918年の第一次世界大戦敗北の中で君主の座を追われ、オーストリアは以後共和国となりました。崩壊直前までオーストリア皇帝であったフランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベト皇后については、近年日本でもミュージカル「エリザベート」でよく知られるようになしました。この王宮での展示は、華やかな王朝の生活と同時に、世紀末の爛熟した社会から瞬く間に古きよき時代の終焉を迎えたヨーロッパの歴史全体がテーマであり、非常に興味深いものです。生徒にとっては、まだ未習部分の世界史にはなりますが、非常に良い予習になったかもしれません。

次の見学場所は、ベルヴェデーレ宮殿です。バロック様式の見事な宮殿ですが、現在ではオーストリア絵画館となっており、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなどの世紀の変わり目の絵画の傑作を多数収蔵しています。最初女性の肖像画家として名を上げたクリムトですが、やがて官能的な作品を多く描くようになり、また日本の美術の影響も色濃く感じさせることから、日本人には人気の高い画家です。本日の様子を見る限り、生徒たちのクリムトに対する関心も高いものがあり、肖像画、風景画、そして「接吻」や「ユーディット」のような官能的な作品を鑑賞して、それぞれにクリムトの魅力を感じていたようでした。

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この宮殿からは、ヴィーンの中心街の姿をのぞむことが可能で、シュテファン大聖堂の尖塔も見えます。オーストリア絵画館見学後は中心街にとって返し、そのシュテファン大聖堂を見学しました。ブラウンシュヴァイクでは簡素(質素)なプロテスタント系の教会を見学し、昨日ローマでは豪奢なルネサンスおよびバロック様式のサン・ピエトロを見学しましたが、このシュテファンはゴシック様式です。地域や宗派によって教会の雰囲気が大きく異なることがよく理解できたのではないでしょうか。

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シュテファン大聖堂の見学の後は、この教会から国立歌劇場まで通ずるケルントナー通でしばし自由時間をとりました。中には、土産としてザッハー・トルテを購入したヴィーン通の生徒もいました。

早朝のミラノ出発から実に長い1日になりましたが、夕食の後は楽友協会ホールで演奏会の鑑賞です。元日のニューイヤー・コンサートの中継でもよく知られるホールですが、音響はおそらく世界一と言われます。このホールで、本日はヴィーン交響楽団がベートーヴェンの交響曲第4番と第5番「運命」を演奏しました。生徒達は本当はかなり疲れて眠いはずなのですが、今年の生徒は好奇心旺盛であり、身を乗り出して聴いている生徒もいました。珍しくアンコールも演奏され(エグモント序曲)、良い経験になりました。

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演奏会の後は、シェーンブルン宮殿近くのホテルへ。明日は朝一番でこの宮殿を見学する予定ですが、残す日程もあと実質1日となりました。

 

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