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学校行事

高校2年生修学旅行(国外)リポート 第8日

2017/03/13

修学旅行もいよいよ最終日、本日はヴィーンの見学です。あいにくと天気は朝から小雨で、気温も低く、冬に逆行したようです。

最初の見学地は、ホテルのすぐ近くのシェーンブルン宮殿です。ヨーロッパを代表する宮殿建築ともいわれますが、パリ郊外のヴェルサイユほど巨大という訳でもなく、万事にほどよいバランスと落ち着いた趣味が感じられます。神童モーツァルトがマリア・テレジアの前で御前演奏をしたとかマリーアントアネッットに会ったとか言われるのもこの宮殿です。しかし、実は内装は中国、インド、日本のモティーフや調度品で飾られた部屋が少なくなく、これは外見からは分からないことで、ヨーロッパの中でいかにオリエント趣味というかアジアに対する関心が高かったか、生徒はよく理解することができたのではないでしょうか。隣国ハンガリーの首都でヴィーンと同じドナウ河畔にあるブダペストからアジアが始まると言うヨーロッパ人もいるそうですが、オスマン・トルコに何度も攻撃されたヴィーンもまた東西の接点の一つかもしれません。

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二つ目の見学地は、ヴィーン美術史美術館です。この美術館が世界に誇るのは、ドイツのデューラー、最近東京でも特別展のあったクラーナッハ、フランドル・オランダ系では間もなく東京で特別展が開かれるブリューゲル、作品数が極少で日本でも人気のフェルメールやレンブラント、こちらも近々東京で特別展が予定されているイタリアの奇才アルチンボルト、近代絵画にも多大な影響を与えたスペインのヴェラスケスといった画家たちの作品です。今回の修学旅行では、イタリアでルネサンスやバロックの名作を多数鑑賞しましたが、こうしてヴィーンでアルプス以北の名作を見ることで、生徒達は西洋美術を見ることについて、かなりの経験を積んだとも言えるのではないかと思います。

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今日の昼食は、ローストチキンの半身(結構な量!)、そしてその後は、往年の名画「第三の男」に因んだ2か所の見学です。一つ目が、プラーター公園の大観覧車。世界でも最も古い現役の観覧者の一つと言われますが、映画の中ではホリー・マーチンス(ジョセフ・コットン)とハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)がこの場所で落ちあい観覧車に乗り込むシーンがあります。あいにくの小雨の中でしたが、空中から見るヴィーンの遠景そして足下のプラーター遊園地に、生徒達はなぜか大興奮していました。

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そして今回の修学旅行のまさに最後の見学地が、楽聖たちの眠る場所としても知られるヴィーンの中央墓地です。「第三の男」では冒頭とラストシーンがこの墓地で、長い並木道が印象的ですが、この道は今でも撮影当時と同じ姿を残しています。中央にモーツァルトの記念碑(モーツァルトの遺体は行方不明になってしまっています)、左にベートーヴェン右にシューベルトの墓と、ヴィーンに縁のある三大作曲家のモニュメントの前で、修学旅行最後の集合写真を撮影。これで、見学日程はすべて終了です。

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ヴィーン空港で多くの生徒がさらに土産物を買い足し、フランクフルトで全日空機(スターウォーズ仕様でした)に搭乗すると、多くの生徒は深い眠りに。約11時間のフライトを終え、無事羽田に到着すると、多くの保護者の方が出迎えてくれました。

例年より多少長めの国外修学旅行でしたが、ブラウンシュヴァイクのホームステイに始まり、ローマ、ヴィーンとヨーロッパを代表する2都市を巡る旅が、生徒たちのこれからにどのような影響を与えていくのかが楽しみです。

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