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学校行事

中2秋季校外学習リポート 最終日

2022/12/12

4日目 今治→松山→東京

 

12月2日(金)、最終日は、朝から青空が広がり天候に恵まれました。遠くには、四国最高峰の石鎚山(標高1982メートル)も見えました。

最初の見学地はマイントピア別子です。まずは全員で鉱山鉄道を再現したトロッコに乗りました。日本最古クラスのトラス橋を渡ると、もう坑道入り口が目と鼻の先でした。坑道内部では江戸時代の別子銅山が再現されていました。当時の過酷な採鉱の様子が人形や模型などの展示物を使って再現されており、生徒たちは展示物を見ながらガイドさんや校長先生のお話を真剣に聞いていました。この銅山は、現在の住友グループが採掘・運営していましたが、別子で採れた銅鉱石は大阪に運ばれて精錬され、最終的には長崎からオランダ東インド会社などによって輸出されました。当時、質的には世界一の水準で、東南アジア、インドなどにも持ち込まれたと言われます。日本の重要な輸出品でした。

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車中で鯛飯の弁当を食べた後は松山の生んだ俳人にして歌人である正岡子規を記念した子規記念博物館へ。子規の業績や親友夏目漱石との交友を辿りつつ、遺品などを実際に見て、若くして亡くなった不世出の歌人の生涯について学びました。

その後は徒歩で5分ほど移動をし、道後温泉駅の前にある「マッチ箱のような」坊っちゃん列車の前で記念撮影をしましたが、これは漱石の蒸気機関車を模した電動車です。

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次はバスに乗って松山城へ。ロープウェイやリフトに乗り天守へと向かいます。松山城は、日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつで、規模の点では松江城を上回るかもしれません。高さのある石垣や天守から見る松山市の全景など見どころ満載でした。

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最後は子規堂へ。こちらにも「坊っちゃん」に登場する列車(客車)が保存されています。まさに、マッチ箱という感じですが、漱石の胸像と一緒に記念撮影を行い、子規堂の中を見学しました。この子規堂は、子規が実際に住んだ家を移築したもので、内部には子規に関係する写真や子規の描いた植物の画などが展示されていました。

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すべての見学を終え、一路松山空港へ。空港では、生徒は旅行支援の一環で支給されたクーポンも使ってお土産を買っていました。空港から夕焼けが一望できましたが、ちょうど24時間前にはしまなみ海道で日没を眺めていました。ほぼ定刻に松山を飛び立ち、無事東京に到着。

この4日間は生徒にとって初めての体験が多く、それぞれの場所で貴重な話を聞き、実りのある校外学習になったのではないでしょうか。この経験を自分のものにし、今後に生かしていってほしいと思います。

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