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学校行事

国外修学旅行 7日目 パリ→東京

2019/03/11

3月8日(金)  

国外修学旅行も残すところあとわずか。本日は午前中で見学を終えてシャルル・ド・ゴール空港に移動し、午後の便で日本に向かいます。

午前中のパリの天気は晴れ。気温こそ高くはないものの、修学旅行を締めくくるにふさわしい、春の陽光が気持ち良い朝となりました。

 

本日最初の見学地は、セーヌ川の中洲シテ島にあるゴシック式の教会、サント・シャペル(教会堂・礼拝堂)です。この教会は13世紀にカペー朝のルイ9世が建設させたチャペルものです。ルイ9世は十字軍での活躍などにより、死後ローマ教会から列聖されて聖(サン)・ルイ、英語ではセント・ルイス)と呼ばれますが、東方遠征時にキリストが架けられた十字架の破片などのいわゆる「聖遺物」を収集し、それをパリに持ち帰りました。サント・シャペルはその聖遺物を納める教会堂として建設されました。

今回の修学旅行で見てきた大聖堂(カテドラル)と比べると当然ながらはるかに小規模ですが、この教会の見どころはなんといっても、2階の壁面を埋め尽くすステンドグラスで、その美しさはパリでも随一とも言われます。先日のノートルダム大聖堂では時刻が遅かったこともあり、ステンドグラスの輝きを見ることはできませんでしたが、ここではその壮麗さを余すところなく味わうことができました。生徒たちもステンドグラスを前にして没入していたようです。また、中には床の模様に注目する生徒もいました。

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続いての見学地は、サント・シャペルに隣接しているコンシェルジュリーです。もともと王宮として使用されていたこの建物ですが、14世紀後半から牢獄としても使用されるようになりました。フランス革命の際、マリーアントワネットが投獄されたのもこのコンシェルジュリーです。

中には当時の牢屋の様子を模した部屋や、断頭台(ギロチン)の写真、革命中に死罪とされそのギロチンで処刑された人々の名前なども展示されています。それら夥しい数の処刑者の中には、マリー・アントワネットの名前もありました。それらを見た生徒たちは、当時の政治犯の入っていた監獄のイメージだけでなく、前近代的な制度を破壊し近代社会を開拓していったフランス革命という歴史的なできごとの持つ猛烈なエネルギーを実感することができたでしょう。今回の修学旅行では、奇しくもマリー・アントワネットの生まれ育った場所と終焉の地を見学したことになります。

この日はコンシェルジェリーのやや冷たい印象の建物の前を、セーヌが静かに流れていました。

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見学を終えたのは10:30ごろ。空港までの道が予想外に空いていたため、かなり早めにシャルル・ド・ゴール空港に到着。空港での待ち時間は長くなりましたが、その小一時間は、修学旅行の見学をすべて終え余韻に浸る貴重な時間でもあったでしょう。生徒たちはおのおの昼食をとったり、お菓子を食べたり、土産を買ったり、パリとの別れを惜しむように見えました。

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フランクフルト空港での乗り継ぎを経て、日本に到着したのは予定通り日本時間3月9日(土)の13時過ぎです。中にはまだフランスやオーストリアへの未練を残している生徒もいましたが、1週間の旅を終えて日本に帰ってきたことにほっと安堵する顔も見えました。

こうしてドイツ、オーストリア、フランスの3カ国を巡る本年度の修学旅行は無事に終了。しかしどの国にもまだまだ見るべき場所、学ぶべきものをたくさん残しています。今回の旅行を一生の思い出としつつも、いつの日か再びヨーロッパを訪れて、また新しい目で世界を見て欲しいと思います。

 

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