2018/08/02
7月31日(火)
東京は朝から日差しの照りつける暑さの中、駿台学園の林間研修施設である一心荘のある北軽井沢方面へ出発。最初の訪問地、嬬恋村は標高500メートルを超えることもあり、それなりの涼しさを期待していたのですが、着いたときの気温は30度超え。今年の異常な暑さは、北軽井沢近辺も例外ではないようです。
最初の見学地は、嬬恋村郷土資料館でした。一心荘からもその雄大な姿を望める浅間山。しかし、その浅間山はこれまでも大規模な噴火を繰り返し、今なお時おり激しい噴煙を見せる活火山ですが、中でも歴史上の大被害として記録に残っているのは、1783(天明3)年の大噴火です。このときの噴火で、嬬恋村鎌原の集落は大規模な土石流により、すべて埋めつくされてしまいました。ヴェスヴィオ火山の噴火で埋め尽くされたイタリアのポンペイにならい、鎌原を東洋のポンペイと呼ぶこともありますが(今年3月高校2年生の修学旅行でポンペイを見学しています)、嬬恋村郷土資料館は噴火による被害の記録を今も伝える資料館です、。館内ではボランティアガイドの方から、具体的でわかりやすい説明を聞き、当時の様子を理解することができました。日本は火山大国で、御嶽山や白根山の噴火被害は記憶に新しいところです。これを機会に、火山噴火の仕組みや、日本における人びとの暮らしと火山の関係について理解を深めてほしいと思います。
その後、北軽井沢にある「くるみの森キャンプ場」に到着。まずは今晩泊まるテントの準備。生徒たちは慣れないテント設営に四苦八苦していましたが。小1時間ほどで完成。その後は飯盒炊爨によるカレー作りに挑戦しました。
かまどに火をおこし、具材を切り・・・それぞれ役割を決めて作ったカレーは、野菜が硬かったりといろいろありましたが、飯盒のご飯を焦がすこともなく、概ねおいしく作れたようです。日中は日差しの強かった北軽井沢でしたが、夜はとても涼しく、寒いくらい。慣れないテントではありましたが、生徒たちはぐっすり眠ることができたようです。