お知らせ一覧

HOME | お知らせ一覧 | 学校行事 | 難民チームとしてリオ五輪出場ローズ選手が来校、生徒と交流

学校行事

難民チームとしてリオ五輪出場ローズ選手が来校、生徒と交流

2019/08/31

8月29日(木)、本校にてローズ・ナティケ・ロコニエン選手とのスポーツ交流会が開催されました。南スーダン出身のローズ選手は、2016年リオ・デ・ジャネイロ五輪に難民選手団の一人として陸上女子800メートルに出場しました。横浜市で開催されていた第7回アフリカ開発会議(TICAD(ティカッド)7)の関連行事のため来日し、本校とも日頃交流のあるAAR(難民をたすける会)の方たちと来校しました。

IMG_3044.jpg

本校の交流行事では、ローズさんがこれまで歩んできた道について、まずお話を伺いました。南スーダンが内戦状態となり、祖父母や友人の多くが殺害されたこと、6歳の時に命からがら隣国ケニアに逃れそれ以来カクマ難民キャンプで生活してきたこと、学校へ行ったりスポーツをしたりすることができる難民は極めて少数であること、特に女性には自由がないこと、たまたま身体能力があったので陸上競技の選手に選ばれ運良く五輪に出ることになったこと、そして難民チームの旗手として開会式に出た時に、「私は<難民>ではなく、一人の<人間>なんだ」と実感できたことが何より嬉しかったこと等々、ローズ選手のお話は平和な日本の高校生には、衝撃的な内容でした。

サッカーが好きで、キャンプ内でもよく遊んでいたというローズ選手。スポーツは男性がするもの、と考えていた父親は快く思わなかったと言いますが、サッカーを通じて走ることに目覚めたローズさんはあきらめずに練習に打ち込んだと言います。生徒達には「とにかくあきらめないこと、やりたいと思うことを続けていけばいつか必ず道が開ける」と力強く語ってくださいました。

このほか、国歌の紹介で幅広く活躍中の歌手の新藤昌子さんかが南スーダンの国歌の披露されたり、AAR特別顧問で国旗についての造詣では日本一と言われる吹浦忠正先生にによるスーダン国旗の解説があり、さらに本校生徒とローズ選手の間の質疑応答も英語で行われました。

後半は高校2年生の生徒たちとのスポーツ交流で、生徒はローズ選手の指示でアップを行い、さらに800メートルを一緒に走りました。ただし、ハンディなしでは勝負にならないだろうこということで、男子生徒2人が400メートルずつ走りローズ選手と競うことにしましたが、ローズ選手は途中から軽く流して、生徒に花を持たせてくれました。「ケニアよりも暑い!」「次は女子と走りたい」と笑顔を見せていました。

IMG_3043.jpg IMG_3042.jpg

ローズ選手は、2020年東京五輪の女子800メートルへの出場を目指しています。「諦めなければ厳しい環境でも夢がかなう」「スポーツは人と人をつなぐもの」「将来はスポーツを通して国と国の仲立ちをする仕事をしたい」というローズ選手の言葉は、生徒たちにも強い印象を与えたようです。生徒たちからも、「東京五輪では難民選手団も応援したい」という声えが上がっていました。

IMG_3041.JPG

 

 

toTop