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学校行事

中学2年生秋季校外学習リポート 初日 東京→神戸→松江

2019/11/27

11月26日(火)、本日から本年度の中学2年生の秋季校外学習が3泊4日で行われます。東京を出るときは小雨の降る寒い天気でしたが、新幹線で新神戸に向かう途中には日が射し始め、比較的暖かく、見学日和の1日となりました。

この秋季校外学習は、日本国内の特色ある地域について学ぶことがテーマとなっています。スタートも国際都市神戸の中華街、南京町で昼食をとることから始まります。2018年には生誕150年を迎えた南京町。駿台学園が秋季校外学習の昼食場所とするようになってから随分たちますが、その間に少しずつ街の様子は変わり、華やかになってきました。もちろん南京町ならではの異国情緒は健在で、店舗の前に置かれた屋台の前で、生徒たちは豚まんや小籠包、餃子に舌鼓を打っていました。アジアの広範囲でネットワークを持つ華僑の人たちによって形作られてきたこの町の歴史が感じ取れたことと思います。

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神戸での最初の見学地は、人と防災未来センターです。この施設は、1995年1月17日午前5時46分に兵庫県淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、6,400人を超える人命が失われた阪神・淡路大震災の記憶をとどめるために建てられました。あの震災がおきてからすでに4半世紀が過ぎようとしており、生徒にとってみると生まれる前の昔のできごとということになります。しかし、その後東日本大震災が起こったり、近年自然災害が続いているいことから、この施設の存在意義は、古びるどころかむしろその意義を増しているように感じます。展示も阪神・淡路大震災の記録だけではなく、東日本大震災との比較や津波被害体験コーナーがあったりと、防災、減災の観点から情報が発信されています。生徒たちも決して25年前の昔のことを学ぶといういう感覚はなかったように思います。関東にもいつ地震が来てもおかしくないと言われる中、過去を学ぶというよりも、未来を考える機会と受け取ってほしいところです。

次は、明石海峡大橋の見学です。まずは一気に明石海峡大橋をバスで渡り、淡路島側から橋を臨んで記念撮影。その後、本州側に戻って橋の科学館、舞子会場ブロムナードを見学しました。

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明石海峡大橋の主塔のたもとにある橋の科学館まで行くと、明石海峡大橋の大きさを目の当たりに実感できます。生徒はまずその大きさや美しさに驚いたあと、橋の科学館で橋全般について学習しました。瀬戸内には明石海峡大橋以外にも本州と四国を結ぶ橋が2ルートあり、それぞれに多彩な橋が存在します。これらの日本の橋を含め、この科学館では橋全般について詳細な知識を学ぶことができます。生徒は量も多く、やや難易度の高いのワークシートを、展示を見学しながら、あるいは、科学館の方にわからないことを質問したりして熱心に解いていました。

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その後、橋についてある程度の知識を得た上で、舞子海上ブロムナードの上で川田工業の社員の方から話を伺いました。舞子会場プロムナードは海上50メートルの位置にあり、美しい瀬戸内海の風景を望むことができます。川田工業は、駿台学園のある王子に本社を構える橋梁、鉄構の会社で、この明石海峡大橋の建設に携わりました。駿台学園が秋季校外学習に来るときには、毎年必ず社員のかたがいらっしゃって、明石海峡大橋についての説明をしてくれます。橋梁も日本の誇る産業の一つであり、川田工業の方からのお話は、世界のなかでの日本の技術力について考えさせられるものがありました。また、明石海峡大橋のような巨大プロジェクトでは、ライヴァル企業と協力することも必要となることなど、中学生には少々意外な話を伺うこともできました。今回の見学で、生徒達は今までよりも少し大人としての知見を得られたのではないかと思います。

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その後、バスは一路日本海側の島根県の松江へ向かいました。松江のホテル到着後夕食を済ませ、八雲記念館の館長にして小泉八雲のひ孫にあたる小泉凡先生の講話を聞きました。日本では『怪談』の作者として知られる小泉八雲ことラフカディオ・ハーンですが、ギリシャで生まれ、アイルランドで育ち、アメリカ、日本と旅を続け、異文化を西欧に紹介するなど、現在の国際化社会のさきがけとになった人物でもあります。なかでも松江はハーンが来日後最初に英語の教員としての職を得た場所であり、殊に思い入れのある土地でした。

小泉凡先生の講話は、子孫でなければ語れないような八雲の話があったり、彼が残した資料をスライドに織り込んだりと、中学生にもとてもわかりやすく興味を惹かれる話でした。最新の研究結果や、今年松江やアメリカで行われた八雲関連のイベントなどのエピソードを交えながら生き生きと語られる小泉凡先生の話に、生徒は真剣に耳を傾けていました。明日は八雲記念館の見学に行く予定ですが、この話を踏まえながら、小泉八雲についてより理解を深めてくれればと思います。

全体として移動が多く、疲労はたまったかもしれませんが、充実した1日になりました。この疲れを引きずることなく、明日はさらに集中して見学に臨んでほしいと思います。

 

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