2022/10/25
東京→名古屋、明治村
10月24日(月)、中学3年生の修学旅行(4泊5日)がスタートしました。新型コロナウイルス感染症の第7派も小康状態になってきたこともあり、生徒にとってかけがえのない学びの機会であり思い出となる修学旅行を今年も実施することができました。もちろん油断は禁物、手指消毒や検温など、今回も最大限の感染予防をした上での実施となります。
まず東京から名古屋に向かいました。定刻に名古屋に到着し、初めに訪れたのは、日本の鉄道技術を紹介するリニア・鉄道館でした。 館内に入ると、今年も天野館長自ら高速鉄道の歴史についてスライドショーを用いて説明してくださいました。
今年は鉄道開業150年ということで特別展が開かれていました。日本の鉄道の誕生から東海道本線の高速化の歴史を振り返り、150年前と現在の東海道新幹線を比べることで鉄道の見事な進化について学びました。
12:30に見学を終え、バス車内で昼食をとった後は明治村に移動しました。明治村は時代の流れとともに取り壊される文化財の保存を図るため創設されたテーマパークであり博物館です。
例年通り集合写真は旧帝国ホテル(いわゆるライト館)前で撮影しました。旧帝国ホテルは20世紀を代表する建築家の一人であるフランク・ロイド・ライトの設計で、首都の迎賓施設にふさわしい華やかさのある建築です。
村内には、その他にも銀行、小学校、医院、電話交換局、派出所など、明治時代の文明開化の中で日本に新たに登場した近代的な設備・施設のほか、事前学習で生徒が読んだ井上靖の小説『北の海』に登場する旧制第四高等学校武道場、昨年度秋季校外学習の前に読んだ『怪談』の作者である小泉八雲が避暑に訪れた焼津の家、ドイツでロベルト・コッホに師事し、細菌学を研究した北里柴三郎が伝染病の研究所として創立した北里研究所、西郷隆盛の弟で陸海軍の大臣を歴任した西郷従道が建てた住宅のうち、接客用に設けられた西郷從道邸など、日本の近代史に登場する様ざまな人物にゆかりの建物が多数移築されており、これらを生徒は班別でじっくりと見学しました。生徒たちは、数々の建物や資料から、その歴史と当時の人々の考えや感じ方も読みとることができたのではないかと思います。
明治村の後は名古屋市内に戻り、いったんホテルに戻った後、班別で夕食をとりました。ホテルは名古屋駅のすぐ近く。名物の味噌カツや名古屋コーチンの親子丼、きしめん、ひつまぶしなどを食べて、しかも今年は全国旅行支援の一環でいいじゃんクーポン3,000円が配られたため例年より豪華な食事になり、生徒たちも大満足だったようです。
天気も良く、2日目以降も雨の降る心配はなさそうです。この後も気を引き締めて旅を続けたいと思います。