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第51回<七夕星を語る会>のお知らせ

2016/07/01

7月8日(金)11:00から、第51回<七夕星を語る会>を開催します。講師は、群馬県立ぐんま天文台主幹研究員 橋本 治先生で、「七夕・赤い恒星・赤い火星」について講演していただきます(本学園の生徒にも聴講させるため、昼間の開催となっていますのでご注意ください)。

旧暦の7月7日には、必ず上弦の月となります。夜10時過ぎ頃になるとこの半月は沈みます。月明かりの消えた夜更けの空は暗く、高くに天の川の淡い光芒が見えてくるようになります。これを川と見たてるとその両岸に、白く輝く明るい星が二つあります。これが七夕伝説の織女星と牽牛星です。織女と牽牛の夫婦が一年に一度だけ、天の川を越えて逢うことができるという伝説ですが、月が沈み空が真っ暗になった深夜に、天の川で見つめ合う二人。何ともロマンチックな演出ではないでしょうか。

そこで、本日の主役である七夕星について考えてみましょう。織女星と牽牛星は、どちらも主系列星と呼ばれる太陽に似た恒星で、水素を主体としたガスの塊です。織女星の質量は太陽の2.2倍、半径は2.5倍、明るさはおよそ40倍で、表面温度は9,500K程度です。一方、牽牛星は質量 1.8倍、半径1.6倍、明るさは10倍、表面温度8,000K程度であり、少々「女性上位」であるものの、天文学的にはA型星と分類されるまずは似たもの同士の星と言えます。太陽よりも大きくて明るく、それぞれ25光年、17光年ととても近い距離にあるため、 1等星として目立つ存在になっていまあす。最近の研究では、どちらの星も非常に高速で自転しており、遠心力のためにかなりつぶれた形状をしていることがわかっています。ますます似た者夫婦であるらしいことが判明しています。

ちなみに、惑星である火星も赤色巨星に似た赤い色を示しますが、これは表面が赤い岩石で覆われているために、太陽の光を反射してそう見えているだけで、自らが赤く光っているわけではありません。スペクトルと呼ばれる光のエネルギー分布を観測してみると、火星の場合は光源である太陽のスペクトルとそっくりで、赤色巨星とは全く異なります。光の特性から天体の素性がわかるという好例です。

今回は、最新の研究成果に基づき、七夕星について興味深いお話をしていただく予定です。平日の昼間の開催ですが、ぜひご来校ください。お待ちしております。

 

 

 ●七夕星を語る会

  日 時:平成28年7月8日(金)11:00~12:00

  場 所:駿台学園小ホール

  講 師:橋本 治先生(群馬県立ぐんま天文台主幹研究員)

  題 目:「七夕・赤い恒星・赤い火星」

●入場料:無 料

  所在地:東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)

  最寄駅:JR・地下鉄・都電 王子駅下車 徒歩10分

  ※前もっての予約は必要ありません。また、自動車のご来校は、ご遠慮ください。

 

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