2019/08/16
●第5回<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ
8月17日(土)14:00から、小・中学生を対象とした「駿台ジュニア天文教室」を開催します(保護者方の参加も可能です)。この天文教室は天文や宇宙を中心とした幅広いお話しと実験で、小中学生に楽しみながら科学に興味を持ってもらうことを目指しています。「はやぶさ2」を取り上げます。講師は、中嶋浩一先生(一橋大学名誉教授)です。
はやぶさ2は、太陽系の起源を求めて小惑星「りゅうぐう」の岩石を調査しています。今回は、今月は休み特別編ということで、科学実験工作として「はやぶさ2」の模型を作成し、その上ではやぶさ2の船体がどのようにできているかについて学びます。
なお、今回は工作の材料の準備のため、参加希望の方は予めお申し込みをお願いします。開始時刻が通常と異なり14:00となります。詳細は、下記をご覧下さい。
http://www.sundaigakuen.ac.jp/observatory/upload_images/201908_junior_astronomy_class.pdf
また、同日17:00から第641回<駿台天文講座>を開催します。今月の講師は、中嶋浩一先生(一橋大学名誉教授)で、テーマは「走っているものは時間が遅れ、長さが縮む -ローレンツ博士の業績と人柄―」です。
●第641回<駿台天文講座>のお知らせ
8月17日(土)17:00から、第641回<駿台天文講座>を開催します。今月の講師は、中嶋浩一先生(一橋大学名誉教授)で、「走っているものは時間が遅れ、長さが縮む -ローレンツ博士の業績と人柄―」の講演となります。
『ゼロからわかる相対性理論』、『あなたにもわかる相対性理論』、『相対性理論がみるみるわかる本』など、相対性理論はについて類書が多数出版されていますが、一般的な印象では相対性理論は、「不思議な理論」、「理解できない理論」ということになっているようです。その理解できない問題の筆頭に、「動いているものの中では時間が遅れる,長さが縮む」という不思議が取り上げられ、この不思議な現象をどう理解するかということが、今なお相対性理論をめぐる最重要なテーマの一つとなっています。
しかし、この不思議な現象は、相対性理論よりも前にオランダのヘンドリック・ローレンツ博士が発見したもので、物理学の世界では、「ローレンツ変換」、「ローレンツ短縮」などと呼ばれています。今回の講座では、まずこれについて紹介した後、これをどのように理解するかの解説を試みます。
前回の中島先生担当の<駿台天文講座>では、ルメートルという人が紹介されましたが、今回は、講座の後半でローレンツという物理学者その人自身についても焦点をむけます。ローレンツという人も,アインシュタインの名前に隠れてしまってあまり知られていないようですが、やはりたいへん優れた天才的物理学者であり、また母国オランダのために大きな貢献をした人格者でもあったということです。たとえばオランダが海をせき止めて干拓を進める時、その大プロジェクトの委員長として活躍し、無事完成させたということもありました。
アイシュタインのような天才物理学者の陰に隠れていたかもしれないが、間違いなく偉大な物理学者であったローレンツ。その業績と人についての講演です。
なお、講演終了後、晴天の場合は、天体観望会を行いますので、お誘いの上お越しください。
●<第5回駿台ジュニア天文教室>
日 時:2019年8月17日(土)14:00~16:00
●<第641回駿台天文講座> ●入場料:無 料 (予約は必要ありませんので、直接駿台学園へお越しください。なお、自動車のご来校は、ご遠慮ください)
所在地:東京都北区王子6-1-10 駿台学園(電話03-3913-5735)
|