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第644回<駿台天文講座>および第8回<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

2019/11/15

●第8回<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

11月16日(土)15:30から、小・中学生を対象とした2019年度第8回<駿台ジュニア天文教室>を開催します(保護者方の参加も可能です)。この天文教室は天文や宇宙を中心とした幅広いお話しと実験で、小中学生に楽しみながら科学に興味を持ってもらうことを目指しています。今月のテーマは「夜空を見あげよう」で、中嶋浩一先生(一橋大学名誉教授)がお話しします。都会は、星空が見えにくくなってきました。何故か。都市から漏れる光で、星の光を消してしまうからです。今回は明るい夜空でも見える星々についての講演になりますので、お友達をお誘いのうえ、ご参加をお待ちしております。

また、同日17:00から第643回<駿台天文講座>も開催します。こちらの講師は松村由利子先生(歌人)で、テーマは「宇宙をうたう 短歌のなかの天体」です。今月は、小中学生にも理解しやすい内容になると思いますので、こちらもぜひご参加ください。

 

●第644回<駿台天文講座>のお知らせ

11月16日(土)17:00から、第644回<駿台天文講座>を開催します。今月の講師は、松村由利子先生(歌人)で、テーマは「宇宙をうたう 短歌のなかの天体」です。

万葉の昔から、人々は夜空を見上げ、宇宙について思いを馳せていました。月や星の詠まれた歌を鑑賞することで古代の人々の暮らしや文化が見えてきます。また一方で、現代の歌人がどんなふうに天文の歌を詠んでいるかを紹介し、宇宙についての情報が、新しい抒情につながっていることを楽しみたいと思います。

1)月を愛でた万葉人

万葉集には、星を詠んだ歌は非常に少ない。なぜだろう。ところが、月は「花鳥風月」といわれるように、万葉の昔から詩歌の世界における大きなテーマになりました。闇夜を照らす月の存在は、どんなものだったのか。生活に欠かせないものだった一面、満ち欠けを人生に重ねる心情などを歌に即して考えてみます。

2)石垣島と星

北緯24度の位置にあるため沖縄・石垣島は「星の島」ともいえます。北緯36度にある東京と比べると、圧倒的にたくさんの星を見ることができます。低緯度の石垣島は星座の一部も含めると、国際天文学連合の決定した88個の星座のうち、84個が見えます。そして、条件がよければ、全天にある一等星21個をすべてひと晩で見ることが可能です。石垣島に伝わる「星図」は、18世紀に星の動きが農耕に役立てられていたことを示す貴重な史料です。実際、石垣染には「星見石」がまだ残っていますが、そういった興味深い歴史がある一方で、光学望遠鏡と電波望遠鏡という2種類の近代的な観測装置がともに設置されています。天文ファンにとって石垣島は、実に頼もしい島なのです。

3)現代短歌はどう宇宙を詠んでいるか

知識をそのまま詠んでも、ただ事実を詠み込んだ、つまらない歌にしかならないものの、歌人たちはそこに固有の感情やイメージを加えることで、新しい世界を生み出そうとしています。科学的知識や情報が増えれば、ロマンが失われ、抒情が殺がれてしまうと思うかもしれませんが、そのような心配は無用です。今も昔も人びとは、さまざまな天文現象に心を寄せてきたことを紹介しますので、短歌が捉えた星・宇宙を読み解きます。

天文の好きなか方も、短歌の好きな方もお誘いあわせの上ご参加ください。

当日、晴天の場合は、口径20㎝屈折望遠鏡で天体観望会を行います。

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