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第606回<駿台天文講座>および<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

2016/09/09

●第606回<駿台天文講座>のお知らせ

 

9月15日(土)に第606回<駿台天文講座>を開催します。今月は、岡野ジェイムス洋尚先生(東京慈恵医科大学医学部教授)に「神経細胞を用いて宇宙放射線の脳への影響を検証する」というテーマでお話いただきます。

長期の宇宙飛行中の宇宙放射線により、飛行士の健康が多大な影響を受ける危険性が懸念されています。長期間の暴露が予測される惑星間有人飛行を実現するためには、地上実験によって医学的基礎データを収集する必要があります。今回の講演では、宇宙放射線の脳活動への影響について現在進められている研究についてご紹介いただきます。

これまで宇宙に滞在した宇宙飛行士の約8割が、宇宙放射線が宇宙船を通過する際の閃光である「アイフラッシュ」と呼ばれる現象を見たと報告しています。わが国の毛利、向井、野口、土井宇宙飛行士も、「目をつぶると目の中の色々な場所に光が見え、白かったり色がついていたり軌跡が見えた」と言っています。特に、太陽活動期にフレア(爆発)が起こると大量の太陽粒子線が放出され宇宙船に降り注ぐため、複数の宇宙飛行士が同時にアイフラッシュを見たという報告もあります。一方、脳腫瘍治療を目的として頭部へ陽子線照射を行った際に、希ではありますが患者が異常感覚を訴えたケースがあります。

岡野先生のグループの研究では、神経活動に対する宇宙放射線の影響を地上実験で検証するため、培養した脳の神経細胞に陽子線・重粒子線を照射し、神経活動の変動の観測を試みています。今回の講演では、一連の研究で使用する放射線発生装置を紹介していただくとともに、培養神経細胞をどうやって作るか、iPS細胞を利用してヒトの脳の神経ネットワークを体外で再現できるかなどといった話題にも触れていただきます。

なお、当日は本校では文化祭の開催期間中です。お時間があれば、お早めにお越しいただき、天文部員の発表やその他の生徒作品をご鑑賞いただければ幸いです。

 晴天の場合は、屋上にある20㎝望遠鏡(ニコン製)で天体観望会を開催します。(9月はまだ日没が遅いため、多少お待ちいただく可能性もありますので、ご承知ください。)

 

●<駿台ジュニア天文教室>のお知らせ

<駿台天文講座>にさきだち、9月17日(土)15時30分から小・中学生(保護者の参加も可能)を対象とした<駿台ジュニア天文教室>を開催します。

この教室では、天文や宇宙にかぎらず様ざまななジャンルの科学の話しと実験を通じて、小・中学生に科学に興味を持ってもらうことを目指しています。ぜひご参加ください。今月の講演は「人の脳に影響する宇宙放射線とは?」です。

 

 ●<第606回駿台天文講座>

  日 時:平成28年9月17日(土)17:00~18:00

  場 所:駿台学園視聴覚室

  講 師:岡野ジェイムス洋尚先生(東京慈恵医科大学医学部教授)

  題 目:「神経細胞を用いて宇宙放射線の脳への影響を検証する」

 

 ●駿台ジュニア天文教室

  日 時:平成28年9月17日(土)15:30~16:30

  場 所:駿台学園地学室

  講 師:中嶋 浩一先生(一橋大学名誉教授)

  題 目:「人の脳に影響する宇宙放射線とは?」

 

 ●入場料:無 料

(予約は必要ありません。直接駿台学園へお越しください。また、自動車でのご来校はご遠慮ください。)

  所在地:東京都北区王子6-1-10(電話 03-3913-5735)

  最寄駅:JR・地下鉄・都電 王子駅下車 徒歩10分

 

 

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