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学校行事

中学3年生修学旅行リポート 1日目

東京→名古屋、明治村

10月23日(月)、中学3年生の修学旅行(4泊5日)がスタートしました。2019年10月以来4年ぶりの、新型コロナウイルスのことをほぼ気にしなくて良い、本来の内容の修学旅行になります。

初日は東京から新幹線で名古屋に向かい、定刻に到着した後に日本の鉄道技術を紹介するリニア・鉄道館を訪れました。館長自ら高速鉄道の歴史についてスライドショーを用いて説明してくださった後、班別で見学をしました。

今年は381系が特急「しなの」として中央本線にデビューしてから50年ということで、車両展示エリアにある381系の貫通扉が解放されていました。また、2022年3月に「鉄道省営乗合自動車」として重要文化財に指定された「国営バス第1号車」についての企画展も行われていました。

見学後はバス車内で昼食をとりつつ、明治村に移動しました。今年は、秋晴れの下での見学になりました。

例年通り、フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルの前で集合写真の撮影をし、事前学習で生徒が読んだ井上靖の小説『北の海』に登場する旧制第四高等学校武道場、歌舞伎をはじめ、落語や芝居、政治演説の舞台にも使われた呉羽(くれは)座、最後の元老となった西園寺公望の屋敷、ドイツでロベルト・コッホに師事し、細菌学を研究した北里柴三郎(来年から新千円札の「顔」になります)が伝染病の研究所として創立した北里研究所など、日本の近代史に登場する様ざまな人物にゆかりのある建物を班別でじっくりと見学しました。生徒たちは、数々の建物や資料から、その歴史について理解を深めることができたのではないかと思います。

明治村の後は名古屋市内に戻り、班別で夕食をとりました。名物の味噌カツや名古屋コーチンの親子丼、きしめん、ひつまぶしなどを食べていました。生徒たちも大満足だったようです。この日の天気は晴天。2日目も雨の降る心配はなさそうなので、この後も気を引き締めて旅を続けたいと思います。