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中学2年生秋季校外学習リポート 2日目

松江→出雲→広島

2日目の最初は、松江城から見学する班と、小泉八雲記念館・ヘルン旧居から見学する班の2グループに分かれての見学です。

松江城では、そもそも城郭を見るのは初めてという生徒が多く、その大きさや城内の階段が狭くて急であることに驚いていました。最上階からは松江市や宍道湖の美しい風景を一望できました。

小泉八雲記念館では、「怪談」から2作品の朗読を鑑賞し(朗読は松江出身の佐野史郎さん)、さらに昨晩小泉凡先生からうかがった八雲の「開かれた精神(オープン・マインド)」に関連した展示や、数多くの八雲ゆかりの品々を見学しました。

隣接するヘルン旧居は、八雲の借家であった元武家屋敷です。三方を庭に囲まれたこの家が八雲は非常に気に入っていたようです。また、16歳の時事故で左目を失明し右目の視力も弱かった八雲は、本や書類をなるべく目に近づけて見られるように特製の丈の高い机と椅子を使っていました。旧居にはこの特別な机と椅子のレプリカが置かれていました。

実際に椅子に座って普段使用している机の高さとの違いを感じたり、八雲が愛した素朴な日本庭園を眺めたりすることで、さらに八雲についての理解が深まったのではないかと思います。

次は、八雲のお気に入りの場所であり、歴代松江藩主の菩提寺でもある月照寺を訪れ、八雲の作品にも登場する大きな亀の石像を見学し、バスの中で昼食をとりつつ出雲大社へと移動しました。

毎年権宮司の千家先生や大社のスタッフの方から直接話を伺っていましたが、今年はあいにくと神在祭の期間の訪問となったため、本校単独の見学となりました。しかし、神在祭の時の出雲大社の賑わいを直に感じることができて、例年とは違う良い経験になりました。

次に、徒歩で古代出雲歴史博物館へ移動しました。大量に出土した青銅器とそのレプリカに注目する生徒が多かったようです。

その後はバスで広島のホテルに向かい、夕食はホテルを出て班別で広島風お好み焼きを食べに行きました。中には2枚食べる生徒もおり、生徒たちにも大好評でした。お好み焼きの後は、この時期毎年行われている平和大通りのイルミネーションを楽しんでいました。

 

ここまで大きな怪我や病気などもなく無事に過ごしてきました。明日はこれまで以上に気を引き締めて見学してほしいと思います。