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第693回<駿台天文講座>「対面 + オンライン」形式で開催のお知らせ
12月16日(土)17:00から<駿台天文講座>をオンラインと対面形式で開催します。今月のテーマは、「ALMA の最近の成果」で、講師は深川 美里先生(国立天文台アルマプロジェクト 教授)です。
太陽以外の星の周りを回る惑星はこれまでに5500個以上発見されており、これら系外惑星は太陽系の惑星とは異なる様ざまな性質を持つことが明らかになっています。惑星がなぜ多様で、太陽系がなぜ現在の形になったのかという疑問に答えるためには、惑星系が誕生するプロセスを理解する必要があります。
ALMA(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)は、宇宙における惑星系形成の驚くべき複雑さと多様性を浮き彫りにし、これまでにない知見をもたらしています。若い星の周りで起こる惑星系形成の現場(原始惑星系円盤)の姿を詳細に描き出し、長年用いられてきた理論的なシナリオを塗り替える結果を次つぎにもたらしています。また、生まれたての惑星そのものを取り囲む円盤の検出や、円盤内の有機分子の検出など、惑星の初期環境に関する手がかりも得られつつあります。
ALMAは次の10年へ向けて、観測性能を大幅に強化する取り組みを開始しています。これは原始惑星系円盤における多種の有機分子の検出も容易にすると期待されます。今後も、幅広い年齢や環境の原始惑星系円盤に対する観測が進み、様ざまな物質の分布が明らかになっていくでしょう。今回の講座では、ALMAの観測を通じて得られる知見が、未知の惑星系形成メカニズムの解明にどのように近づきつつあるかを紹介いただきます。非常に興味ぶかいテーマですので、お誘い合わせの上ふるってご参加下さい。
◎<第693回駿台天文講座>対面 + オンライン講演
【講演のお申込み方法】 ◆型 式:対面(駿台学園視聴覚室にて実施)またはオンライン(使用アプリ:Zoom) ◆定 員:50名+ オンライン50名程度(受付順、定員になり次第、申し込みを締め切ります) ◆締 切:12月13日(水) ◆申し込み方法:下記のURL上のフォームに必要事項ご記入の上送信し、お申し込みください。 https://forms.gle/VAKZBC57WYWhPcQ4A
・当日体温が37.5℃以上の方は参加をご遠慮ください。 ・講座中は、会話をお控えください。
【お問い合わせ先】 ◎オンライン講演、その他のお問い合わせは、メール・電話で担当までお願いします。 03-3913-5735 tenmon@sundaigakuen.ac.jp 担当 布施(篠原) |