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高校2年生修学旅行 第1期 リポート 5日目

5日目 長崎市→ハウステンボス→佐賀(有田)→福岡

長かった修学旅行もすでに終盤に入った5日目。今日も天気に恵まれず、曇天の中まずはハウステンボスで自由見学をしました。

ハウステンボスとはオランダ語で「森の家」を意味し、オランダを中心とした中世~近世ヨーロッパ風の街並みを再現したテーマパークです。冬季にもかかわらず花々で彩られた園内には、オランダ風の建物や風車、跳ね橋とともにジェットコースターや観覧車、迷路などの現代のアトラクションが巧に配置されています。昼食は各自で摂ることになっていましたが、ご当地グルメの佐世保バーガーやレモンステーキなどを味わった生徒が多かったようです。

 

ハウステンボス見学を終えると、つぎは隣の佐賀県に移動、有田ポーセリングパークで手びねり体験をしました。有田や近隣地域で生産される陶磁器は、江戸時代日本の輸出品の主力の一つでした。棒状にした粘土を重ねながら陶器を作る手びねりは、簡単そうに見えて難しく、なかなか美しい形にすることができずに、生徒たちは悪戦苦闘していました。皆、真剣に制作をし、湯呑みや小鉢など思い思いの陶器を作りました。

最後に訪れたのは吉野ヶ里遺跡です。生憎の雨でしたが、北内郭や甕棺墓を見学しました。吉野ヶ里遺跡は、複数の時期に分けられる長い弥生時代のほぼ全期を網羅する遺構・遺物が発見されていて、学術的にも価値が高いと言われます。吉野ヶ里こそ長年論争が続く「邪馬台国」なのではという指摘もありますが、実際今年の6月には邪馬台国時代(3世紀)の有力者のものと思われる石棺墓が発見されたことで大きな話題になり、現在でも発掘調査が続けられています。生徒たちは再現された茅葺の住居に入り、弥生時代の人々がどのように生活をしていたか想像しながら中を見学していました。

吉野ヶ里の見学の後は、最後の宿泊地である福岡に移動しました。