高校2年生 国内修学旅行 リポート 5日目

５日目　長崎　班別自主研修

　修学旅行５日目、雲ひとつない快晴の中、班に分かれて長崎の自主研修を行いました。まず、全体で市電を利用して平和記念公園と長崎原爆資料館に向かい、施設を見学しました。その後の自主研修で出島、グラバー園を必須の見学地とし、それ以外は長崎を自由に巡ってもらいました。

　長崎原爆資料館では原子爆弾の仕組みや投下されるまでの経緯を説明した展示物、実際に被爆した建物の一部、被爆者の写真や資料が展示されていました。改めて戦争の残酷さと被爆者の無念さを感じることができたのではないかと思います。

　出島は江戸時代、キリスト教の布教を行なっていたポルトガル人を収容するために築造されました。ポルトガル船の来航が禁止されると、平戸にあったオランダ商館が出島へ移転。それから218年間にわたり、出島には蘭学をはじめ海外の優れた知識が集まり、やがて日本全国に広がっていきました。
　現在の出島では、江戸時代や明治時代の建物が復元されています。生徒たちは西洋の影響を受けた建物を見て、日本の近代化に大きな役割を果たした出島の雰囲気を感じとっていました。また、江戸時代に西洋から輸入されたガラス製品や陶器などのさまざまな輸入品も見ることができました。

　グラバー園には、修船場の建設や炭鉱の開設に携わったグラバー商会に関係した実業家たちの邸宅が残されています。高台から見える長崎の街並みは非常に美しく、生徒たちは各々で写真撮影をするなど景色を楽しんでいました。
　ほかにも大浦天主堂や眼鏡橋、中華街、孔子廟などを訪れたようです。自主研修を通して長崎の歴史や文化を知り、堪能することができました。