定時制課程の教育方針

駿台学園高等学校定時制の特長

・・・多様な背景を持つ生徒の学びの場として

  • 小人数制で落ち着いた学習環境の提供と基礎学力の向上を基本としています。
  • 幅広い進路に備える個別指導を推進しています。
  • 独自のカリキュラムにより3年間で卒業することが可能で、全日制への転籍も可能です。
  • 生徒たちは、まじめでおとなしく、思いやりを持って互いに支え合いながら、元気に学校生活を過ごしています。

在校生にきいてみた!
駿台学園高等学校 定時制7つの魅力

定時制と聞くと全日制と随分違う印象を持つかたもいらっしゃいます。
しかし、定時制は始業時間が遅いという違いはあるものの、資格をはじめほとんど全日制と変わりません。

3年間で卒業できます

都立の夜間定時制高校は、まだまだ4年制が多いです。本校なら3年間で卒業でき、それだけ早く、進学や就職の道に進んでいくことができます。

学費が”軽負担”です

各種公的補助支援により、生徒の多くは授業料が月額0円~2,100円と軽負担です。
しかも3年間で卒業できるので、4年制の夜間定時制と比べると、総費用は1年分も軽くなります。

小人数制

1クラスが小人数。教師と各生徒との距離が近く、全員に目が行き届く人数です。
生徒たちも互いに助け合いながら、楽しい学校生活を送っています。

個性豊かで、優しく思いやりがある教師たちが生徒ひとりひとりを見守ります

生徒ひとりひとりにきちんと向き合い、教科指導はもちろん、学校生活において、困ったことにすぐ対応してくれる先生たちが、学校生活を全力でサポートします。

不登校経験者も歓迎します

不登校経験者や中途退学者も受け入れ可能です。学校生活に入って先生と一緒に過ごすからこそ、人間関係に悩んだ生徒にも先生がすぐに気づき、相談しやすい環境があります。
仲良しの友人や先生に囲まれて安心して通学できます。

本物にふれる魅力ある学校行事も盛りだくさん

修学旅行、夏の海外語学研修、視聴覚教室や芸術鑑賞会など、さまざまな学校行事を通じて本物にふれあうことを大切にしています。行事に参加することで多くの感動を得ることができます。
クラブ活動も充実しています。

全日制への転籍試験もあります

年3回、学期末ごとに本校全日制への転籍試験を実施しています。学年の途中で全日制への転籍も可能です。

2023年度からさらに強化する取り組み

1.学び直しプログラム

①学習プリントの実施

始業前SHRを利用して、漢字・英単語・文章の読み取りプリントに取り組みます。中学時に習得すべき範囲から基礎学力が身につくまで粘り強く行います。基礎学力が定着することで新しいことにチャレンジする勇気が身につきます。
教員のサポート態勢には自信があります。

②補習(授業開始前・放課後)の充実

曜日ごとに開講する科目を決めた補習を設定します。対面スタイルで行うことで、一人ひとりの能力や進度にあわせた取り組みができます。内容は授業の復習から大学受験へ向けた問題演習および解説まで実施します。

2.生徒たちがもっとも楽しみにしている「学校行事」をさらに充実させました。

<2023年度から始める取り組み>

e-スポーツ大会

各学年でチームを作り、トーナメント方式で対戦します。

校外へ出かける行事を増やします。

毎年おこなっている修学旅行・夏季林間学級・校外学習・視聴覚教室などに加え、実地体験をさらに積みます。
  例)フォト・オリエンテーリング大会、農業実習、近隣住民との交流行事など

③進路活動の一環として、「大学見学会/職場見学会」を生徒の希望別に実施します。

校外学習は「本物を見せる」をテーマに毎年、さまざまな企画を考えています。過去の主な校外学習は次のとおりです。
バーチャルではなく、実際に見て、聞いて、感じることが生徒一人ひとりを成長させます。

<定時制の特色ある過去の見学例>

①修学旅行

  • 沖縄 イノー観察、美ら海水族館、やんばるの森リバートレッキング、琉球絣織体験、平和学習など
  • 九州 ハウステンボス、長崎市内自主研修、軍艦島クルーズ、関門トンネル人道、平和学習など

②林間学級

旧軽井沢散策、農業体験、富岡製糸場、池之平ハイキングなど

③校外学習

  • 大相撲観戦(両国国技館)、江戸東京博物館など

  • 日光東照宮、華厳の滝、中禅寺湖、足尾銅山など

  • 浅草 浅草寺、落語鑑賞、スカイツリー展望、すみだ水族館など

⓸芸術鑑賞会

  • 東京私立中高協会主催の生徒写真・美術展と「ゴッホ展」の鑑賞(東京都美術館)。東京私立中高協会主催の美術展には、昨年度1年生が作品「抵抗力」という作品を出品し、本校初の奨励賞受賞という快挙を達成しました。⇒右の作品

⑤視聴覚教室

多くの生徒が初めての狂言・歌舞伎・オペレッタ公演に魅了されました。

  • 野村狂言座による狂言「柑子俵」「泣尼」の鑑賞
  • 歌舞伎座で「菅原伝授手習鑑・車引」「澤瀉屋 十種の内・猪八戒」の鑑賞
  • オペレッタ フランツ・レハール作曲「メリー・ウィドウ」(ウィーン・フォルクスオーパー日本公演)の鑑賞など

授業風景・クラブ活動

<授業風景> 

授業では、生徒それぞれの能力にあわせた個別指導に力を注いでいます。一方通行にならないように生徒との会話を大切にしています。
また、文科省が提唱する「新しい教育観」の1つが「探究心」です。自分で調べ、見つけた情報を適切に取捨選択し、それらを適切に使うことにICT教育は不可欠です。
生徒全員がタブレット(iPad)を持って、日々の学習活動に活用しています。
コロナ禍における緊急事態宣言時もオンライン授業を問題なく実施しました。

<クラブ活動>

毎週金・土曜日の19:50~20:30でクラブ活動を実施しています。

  • 陸上競技部 ※全国高等学校定時制通信制陸上競技大会出場。
  • ボクシング部 ※全日制と合同で全国大会にも出場。
    2021東京オリンピック男子75kg級代表の森脇唯人さん(自衛隊体育学校)は卒業生。
  • バスケットボール部 ※東京都高等学校定時制通信制総合体育大会バスケットボールの部出場。
  • フットサル同好会 ※東京私学定時制通信制部会体育大会サッカーの部出場。
  • バドミントン部 ※東京都高等学校定時制通信制総合体育大会バドミントンの部出場。
  • 吹奏楽部 ※全日制と合同も可能。
  • 書道同好会 ※東京私学定時制通信制部会文化展 書道の部 部会長賞
  • 美術部 ※東京私立中学高等学校写真・美術展 美術の部 奨励賞
  • 切り絵同好会 ※東京私立中学高等学校写真・美術展 美術の部 入選